自分の願う本音をしっかり発する生き方
私の子供達は、
私の子供の頃と違って、
意思表示がハッキリしています。
嫌なものは嫌だと泣いたり、爆発するし、
嬉しいときは感謝を口にする。
要求も、自分がしたいこと、やりたくないこと、言いたいこと、何でも押さえずハッキリ表面に出します。
私は、それを始めはわがままだなぁ、こんなに我慢できなくて、この子達は大丈夫かしら?^_^;と思っていました。
私が子供の頃、私達兄弟姉妹は本当にしてほしいことや、自分の願い、やりたいこと、嫌なことなど、親にあまり言えない環境でした。
言ってはいけないと思っていましたし、
言えば親を困らせたり、怒らせたり、悲しませる。
だったら自分が我慢するほうがきっと平和で幸せな家庭で争いもない方がいいんだ。
そう思って、私達きょうだいは本音を親にはなかなか言えずに、親の望んでいることに合わせる事が多かったです。
親はそれで満足だったようですし、
その方が家族内のいい争いも少なくて、一見良い家庭のようです。
しかし、私達きょうだいはみんなのちにその本音を捻じ曲げる習慣による歪みが現れたのでした。
あるきょうだいは精神病になり、あるきょうだいは病になり、あるきょうだいは引きこもり、
ハッキリ表面に出して自分の望んでいたことを出さずに、大人に合わせて都合良く抑圧してきたものが、私達きょうだいの全員に現れ、
子供の頃に自分の本音を親にあまり言えずに我慢してきたものが、成長するにつけ、影響してきました。
わが子達のように、ハッキリ表面に出して親に自分の本音が何を望んでいるか、
伝えるって、
本当に大事だと今になって、分かるようになってきました。
子供が親に自分の意思をハッキリ伝えること、自分の望んでいることが叶わない時に、爆発することは、けしてわがままなんかじゃなく、
それが子供にとって魂の本音通りに生きている証拠なんですよね。
大人に合わせて、自分の望んでいる本音を抑えて、良い子供、親にとって都合の良い子供で生きていると、
私達きょうだいのように成長してからその溜め込んだ思いがどこかに出て来ます。
大人にとって親のゆうことを素直に聞く良い子供は、
大人は良い子供だと評価しますが、
その子供にとってはプラスの人生とは言えないのでしょう。
子供には、子の望んでいる本音、望んでいる人生がある。
それに干渉し過ぎたり、コントロールになるような事は、
しないように生きて行きたいと思います。
親という字は、木の上に立って見る、という作りの字ですよね。
ある程度の時期を過ぎたら、自立して行けるように、あまり沢山手出しせずに、子供の生き方を見守る姿勢がベストなのかな、と思います。
皆さまの日々が 平和で 安らかでありますように祈っております。
未央広子
- 関連記事
-
-
心配しないで堂々と愛してあげるのが一番の治療法 2017/08/11
-
子供たちもスマートフォンを持つ時代 2017/02/12
-
自分の願う本音をしっかり発する生き方 2016/07/20
-
親になってみて初めて分かる気持ち 2016/07/07
-
何事も本人に選ばせて下さい 2016/05/02
-
スポンサーサイト